大人への成長
18歳の時に福岡からダイハツに期間社員として入社。当時はまだ若く、世の中のこともあまり知りませんでした。例えば冠婚葬祭のマナーなど…他にも社会人としての基本をたくさん教えてもらいました。先輩だけでなく、周りの“おっちゃん”にも可愛がってもらい、厳しくも優しく育ててもらいました。
正社員、そして100人の長へ。
匠の技とキャリアアップ
最初に配属されたのは、鋳造（ちゅうぞう）課の金型保全職場。金型保全はヤスリ1本で勝負する、技能と技術の仕事。誤差0.001mm未満の精度が求められるって、シビれると思いませんか？就業後、毎日必死に訓練をしていました。そんな私も今では滋賀県の技能検定員に選ばれ、係長として100名の部下を率いる立場になりました。
変わるもの、変わらないもの
自分たちが育った時代と今では、指導方法は大きく違います。私が10年かけて得た情報を、今の子は18・19歳で持っている。SNSやネットを見て育ってきて、合理的でムダなことはやりたがらない。でも必要であればきっちりやってくれる。ここは昔ながらの日本の心がまだ残っていると感じるところですね。
大切な仲間たち
みなさんには悩みをひとりで抱え込まないように、ぜひ仲の良い仲間をつくってほしいです。私も役職者として、みんなの顔色や表情を気にするようにしています。部下の職制（職長）の社員にも「●●さん、ラジオ体操の時いつもと少し違ったから声をかけてみて」など、常に目配りをするように教育をしています。私の場合、休日も趣味のバイクやバス釣りなどでメンバーと繋がっています。あなたもどこかで居場所を見つけてもらえたら嬉しいですね。
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