みんな最初は
未経験からのスタート。
一人前になるまで、
段階を踏んで教えます。

小山 研一 KENICHI KOYAMA

滋賀(竜王)工場 組立課 係長 1988年3月入社

小山 研一

PROFILE

1988年3月新卒でダイハツ工業に入社。入社後はエンジンライン・前艤装ライン・インパネラインを担当。10年間生産準備の部署を経験し、2015年滋賀(竜王)工場組立課の係長に就任。思い入れのあるダイハツ車はムーヴ。

STAFFINTERVIEW ※所属部署や掲載内容は、2018年夏インタビュー時のものです。

TRAINING 入社後は、どのような研修がありますか?

小山 研一

座学での研修のあと、
先輩がずっと横に付いて教えます。

始めに体力測定と安全理解度テスト・一般教養・実技訓練などの座学研修があります。その後、配属されます。組立課の場合はそこでもう一度、安全品質モラルを学び実作業に入っていきます。最初は先輩がずっと横について教えます。期間社員の方の研修期間は10日ほどを目安にしていますが、その間だけでなく一人前になるまでずっと先輩が付き添います。

POSITION ポジションはどのように振り分けますか?

小山 研一

難易度の低い工程や、
身長なども考慮して決めています。

基本的にはまずは難易度の低い工程から始めます。身長なども考慮してポジションを決めています。難易度の低い工程とは、オプション作業がなく同じことを繰り返す工程です。例えば、四輪駆動(4WD)と二輪駆動(2WD)のクルマがあると四駆のときだけ付ける部品・二駆のときだけ付ける部品などが分かれています。そうした工程よりもどのクルマが来てもやることが同じだと覚えるのも早いので、できるだけ変化のない工程に入ってもらうようにしています。

THE DIFFICULTY この仕事をするうえで一番難しい点は?

小山 研一

同じスピードで、
同じ品質のものを造り続けることが難しい。

新しい方は“55秒で何が来ても同じモノを造り続ける”ということが一番難しいと思います。同じスピードと正確さをずっと続けることは慣れるまでは大変です。ただ、最初からすべてやってくださいとは言いません。例えば1から10まで手順があればまずは1・2・3と進み、できるまではずっと1・2・3を続けます。その次に「1から5までいきましょう」「7までいきましょう」とできることを増やしていき「トータルで1回やってみましょう」と段階を踏んで覚えてもらっています。

WAY OF WORKING 工具を使うのは難しくないですか?

小山 研一

正しいやり方を覚えれば、大丈夫です。

工具を使うのが初めての方は、最初は難しいと思いますがどの向きにネジが締まるかということから教えます。正しい作業をしている限りは問題ありません。インパクトドライバーを使うとバネ指になるということも聞きますが、これは不要な力が入っているからです。一生懸命になり無理をしすぎると余分なところに力がかかって痛くなることもあるので、正しい使い方と力の抜きどころなどもきちんと教えます。

KNOW-HOW 仕事を覚えるコツはありますか?

小山 研一

できている人のマネをすることで、
覚える時間が短縮できます。

自分が職長だった頃によく話していたのは、実際にその工程の仕事をできている人がいるので「だまされたと思ってマネしてやってみてはどう?」ということです。我流で覚えようとして1か月かかると長引いて苦しい思いをするのは本人です。それよりもしっかりと先生の言うことを聞いて10日で一人前になるのであれば、1か月間苦労をしなくてすみます。できている人は体の動きにムダがなく、力の抜きどころなども知っているので「姿勢や足の位置をしっかりマネしよう」と話しています。どうしても習熟が上がらない場合は、ラインを一度離れてできている人の工程を一緒に見てビデオを撮って見比べ「ここの動きが違うよね」と伝える方法も取り入れています。

STEP UP 一人立ちの目安は?

小山 研一

仕事を確実に理解し、
異常がわかるようになれば次のステップへ。

与えられた仕事を確実に理解し異常が分かるようになれば初めて一人立ちです。これまでに早い人で8日ほどの人もいれば、2か月ほどかかった人もいます。2か月かかった人も今では他の人と変わらず頑張っています。覚えるのに時間がかかったとしても、仕事を覚えれば続けられるということです。難易度の低い工程を覚えて一人立ちすると難易度が中度の工程にステップアップしていきます。

MY POLICY 人を育てるうえで心がけていることは?

小山 研一

「理解するまで何度でも聞いてほしい」と伝えています。

みんな真面目なので「わかりました」とすぐに言いますが、「わからないことはわからないと言った方がいいよ」と伝えます。わからないことは何も恥ずかしいことではありません。質問もなく「理解した」と言われると指導者は次のステップに進んでしまいます。「実は覚えていなかった」となる方が間違った組み付けをして何百台も流してしまうと大変なことになります。そのため「わからないことは納得するまで聞いてほしい」ということは常に伝えています。

IMPORTANT THING 仕事をするうえで、大切なことは?

小山 研一

やる気が大切。
やる気のある人はスキルアップを後押しします。

大切なのは“やる気”です。厳しいようですが、期間社員の人によく言うことは「18歳で入社して、2~3日目でしんどいと言って休む人はいないよ」ということです。無欠勤・無遅刻で勤務態度もよければこちらもしっかり教える気になります。一生懸命に頑張っている姿を見ると「次の工程を覚える?」と声をかけ、難易度の高い工程に上げていきます。すると難易度の低い工程に空きがでるので、そこにまた新しい期間社員の方に入っていただくことができます。やる気がある人には「ステップアップしようよ、やってみる?」と新たな工程を任せるようにしています。

MESSAGE 期間社員を目指す方に、メッセージをお願いします。

小山 研一

モノを造るのが好きな人は、
きっと向いています。

モノを造るのが好きな人やネジやボルトを締めたりするのが好きな人は、きっと向いている仕事です。自分自身がそうでした。エンジンを組みたいと言ってエンジンラインに入れてもらいました。自分も最初は未経験からスタートしたようにみんな経験がないのは同じです。結局はやりたいか。やりたくないかということに尽きると思います。もともと人がやっている仕事なのできっと新しい方にもできるはずです。未経験の方も是非、チャレンジしてみてください。